長野県長野市にある福嶋メンタルクリニック|心療内科・精神科

福嶋メンタルクリニックストレス・不安・人間関係に関するこころのカウンセリング
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主な病気と症状

気分障害

うつ病

049e728619bcaa24721d858e5e8b99ff_s眠れない、食欲がない、何をしても楽しめないといったことが続いてる場合、うつ病の可能性があります。
うつ病は、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれていないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため、普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。

≪補足≫薬による治療と合わせて、認知行動療法をはじめとする心理療法も、うつ病に効果が高いことがわかってきています。そして、必要な場合にはゆっくり休養をとることも重要です。

双極性障害

3a5b7ed340dccb449d484c0a25ec3e80_s双極性障害は、憂うつな気分になるうつ状態に加え、気分が高揚し爽快な気分で意欲の亢進する躁状態の現れ、これらを繰り返す慢性の病気です。
双極性障害は、躁状態の程度によって2つされます。入院が必要になるほどの激しい状態を「躁状態」といいます。一方、明らかに気分が高揚していて、普段より調子がよく、仕事もはかどるけれど、本人も周囲の人もそれほどは困らない程度の軽い躁状態を「軽躁状態」といいます。

≪補足≫うつ状態に加え、激しい躁状態が起こる双極性障害を「双極I型障害」と呼び、軽躁状態が起こる双極性障害を「双極Ⅱ型障害」と呼びます。双極性障害は気分安定薬による薬物治療により、それまでと変わらない生活を送ることが十分に可能です。しかし放置していると、再発し、それにより人間関係、社会的信用、仕事や家庭といった人生の基盤が大きく損なわれてしまう恐れがあります。

気分変調障害

ほぼ1日中持続する抑うつ気分が長期間続く疾患です。
この病気の症状は、社会や家庭への不適応感や罪責感、さまざまな刺激への過敏性、人や社会への怒り、社会からのひきこもり、興味の喪失、疲れやすさや活力の減退などです。

≪補足≫うつ病とは極めてよく似た病気ですが、抑うつ気分が軽いものの長い経過をたどるという点で、うつ病と区別することができます。

適応障害

359839307b6f4ced3a53cfa06eaea0e3_s適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってうまくなじめずに精神症状、身体症状、また行動面に症状が現れる心の病気です。
症状として、憂鬱な気分、不安感、意欲や集中力の低下、身体症状として頭痛、めまい、倦怠感等が認められます。
また、無断欠席などの行動面の症状も見られることがあります。

≪補足≫うつ病と似た症状もみられますが、ストレスとなる状況や出来事がはっきりとしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善する点が異なります。
また、ストレス因から離れられない、あるいは取り除けない状況では、症状が慢性化することもります。一方で、その人の環境への適応力も関係していることも多く、薬物療法だけではうまくいかない場合には、ご本人の適応力を高める目的で認知行動療法等の精神療法や環境調整等が必要になります。

不安障害

パニック障害

突然動悸やめまい、息苦しさ、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強く、自分ではコントロールできないと感じます。
そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。

≪補足≫パニック障害では、薬による治療とあわせて、苦手なことに少しずつ慣れていく心理療法が行われます。無理をせず、自分のペースで取り組むことが大切です。
周囲もゆっくりと見守りましょう。

社会不安障害

人目を浴びる行動に対する不安のため、その状況に対し強い苦痛を感じて動悸や息苦しさ等の身体症状が現れ、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたす病気をいいます。

≪補足≫思春期前から成人早期にかけて発症することが多いこの病気は、慢性的になり、人前に出ることを恐れるようになると「うつ病」等のさらなる精神疾患の引き金となることもあります。
単なる性格の問題ではなく、精神療法や薬物療法によって症状が改善することがある心の病です。

強迫性障害

0f272b1c4c0ee454b9251b40572d9460_s強迫性障害の病態は強迫観念と強迫行為に特徴づけられます。強迫観念は無意味ないし不適切、侵入的と判断し無視や抑制しようとしてもこころから離れない思考やイメージなどで、強迫行為はおもに強迫観念に伴って高まる不安を緩和及びうち消すための行為です。そのばかばかしさや、過剰であることを自ら認識してやめたいと思いつつも、行ってしまう傾向があります。

≪補足≫具体的には、トイレの度に「手の汚れ」を強く感じ、その不安から執拗に手洗いを続けたり、泥棒や火事の心配から、外出前の施錠やガス栓の確認をきりなく繰り返したりします。
強迫性障害の主要な治療はSSRIを主とした薬物、および認知行動療法です。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

災害や事故、犯罪被害、性暴力被害、虐待などによる強度の身の危険と、恐怖感や無力感を伴う体験が心的外傷(トラウマ)となることで生じるストレス症状群です。不快で苦痛な出来事の記憶がフラッシュバックや夢の形で繰り返し蘇る。あるいは何かのきっかけで思い出した時の不快、不安、震え、吐き気などの生理学的反応を呈する再体験症状、出来事に関連した思考や会話、あるいは場所や事物を極力避けようとする回避症状、不眠、いらいらして怒りっぽい、集中できない、何事にも必要以上に警戒する、ちょっとした物音などの刺激にもひどくビクつくなどの覚醒亢進症状からなります。

≪補足≫ これらが1ヶ月以上続く場合を、PTSDと診断し、1ヶ月以下の場合を、急性ストレス障害と診断されます。「異常な出来事に対する正常な反応」として症状を理解し、周囲の十分な配慮、例えば出来事に関連する事物などからできるだけ距離をとるなどの配慮や精神的サポートを要します。

パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害

見捨てられることに関連して激しい感情が生じることが特徴です。激しい行動化や落ち込み(抑うつ気分)があります。
周囲の人との距離の取り方がうまくいかず、衝動的になってしまいます。人との距離の取り方を指導していきます。

自己愛性パーソナリティ障害

近年急増しています。現代は自己愛の時代といえるほど、この病理は蔓延しています。
矛盾するようですが、自己愛性とは自分を好きになれない病理であるということができます。正常自己愛の発達障害が自己愛性パーソナリティ障害の本態です。
異常に傷つきやすい自尊心、他者を見下し、自分が見下されることを極端に怖れます。順風満帆にいっているときには問題が生じませんが、思い通りにならなくなると怒り、抑うつ、引きこもり、時には強迫症状を呈します。他人とはうまく人間関係を持つことができません。人を思いやることが難しく、他罰的です。受診動機は抑うつ状態や引きこもり、人間関係がうまく行かないとか社会適応困難などになります。

精神障害

統合失調症

幻聴と妄想を主症状とする精神病性の障害です。
薬物療法が格段に進歩して、社会復帰が可能になり、結婚や仕事もできるような時代になりました。
治療の中心になるのは薬物療法ですが、薬物中断による再発率が高く、継続して服薬することが大切です。
精神病性障害は統合失調症のほか、一過性なものや短期のものがあって予後も経過も異なりますので、鑑別診断が重要になります。

自己臭妄想症

「私はいやな臭いが洩れている」 自己臭妄想症の訴えです。
意外と我が国で多い障害ですが、実際に精神科に受診される方は少なくて、臭いの発する場所によって、歯科、耳鼻科、婦人科、泌尿器科、皮膚科、内科などに受診しています。そのために的確な治療を受けていません。
臭いは体臭、腋臭、おならなど他人を不快にさせ、人に知られたくない臭いである特徴があります。 この障害は「自分は嫌な臭いがする」「そのために人が自分を避ける」という二つの文節があり、嫌な臭いは周囲が否定しても、本人は確信して訂正できないことが特徴です。その臭いのために、周囲の人が自分を避ける(電車の座席から立ってしまう、顔をそむけるなど)と確信している妄想性障害です。薬物療法が有効ですから悩まないで受診していただきたい障害です。

その他

摂食障害

診断的には神経性無食欲症と過食症(ブリミア)に分類しますが、我が国で多いのは衝動型と称される過食と拒食を繰り返し、自己嘔吐や下剤乱用(浄化行為)を伴うタイプです。摂食障害は食欲の障害ではありません。「他人から自分がどう見られるのかということに関連する自尊心の病理」です。ほとんどがパーソナリティ障害を合併し、薬物療法は補助的なものでしかありません。
近年この障害が増加している背景は女性の「やせることに高い価値がある」という時代価値観が深く関与しています。さらに現代の内的価値の崩壊と外的価値の優位という時代価値観が深く関与しています。
現代の女性は「自分が自分以上でないといけない」という強迫観念に支配されています。その背後には深い自己不信(自分のことを好きになれない)という問題が控えているようです。

チック障害

自分で止められない、ある特定部分の筋肉の急速な動きをいいます。瞬き、首振り、肩をすくめる、しかめ顔、咳払い、吠える、鼻をすする、シューという音を出すなど、音声(声帯)や顔面、肩などの筋肉を繰り返し自動的に動かすことが特徴です。
幼児期に発症しますが、大人になっても続くことがあります。これは運動性チックのほかに、音声チックとして汚い言葉(わいせつ語など)を発するもので、ドーパミンに関連する脳の器質的な精神障害と考えられています。
子どものチックは多くは、母子関係や学校などの対人的ストレスが関与して発症する心因性の障害です。

レビー小体型認知症

アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症で、脳の神経細胞の中にレビー小体と呼ばれる異常蛋白が蓄積して発症する認知症です。実際にはいない人や小動物がはっきり見えるなどの幻視、手足の震えや小股歩きなどのパーキンソン症状、睡眠中に奇声を発する、あるいは自律神経失調などの症状を特徴とします。また、意識が清明な時間帯とぼんやりしている時間帯が入れ替わり変動する認知機能の変動もあります。
≪補足≫ 早期に認知症の典型的症状が出にくいため、周囲も気づきにくく、誤診が多いと言われます。この認知症は自律神経、特に交感神経が障害を受けており、これを特異的に画像化する検査法がMIBG心筋シンチグラフィです。この検査により他の認知症との鑑別が可能です。
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